黄金バット感想ツイートまとめ1〜13話

第1話 「黄金バット誕生」あらゆるツッコミを振り落とし、髑髏の紳士が空を飛ぶ!!!強い、絶対に強い!!

歴史性に捕われず過去の作品を楽しめるのが若い視聴者の強み。とはいえ「ミンキーモモの自由さはカブトボーグ」「黄金バットは尺の長いチャー研」とか言われるとリアルタイム視聴者は訳がわからんだろうな

第2話 「マンモスキラー」長閑な南の島を襲う寒波、それは潮流変更機の仕業である!でもナゾーたんは何がしたかったのかな。みんなで見よう、一二のスリー!

世界科学者会議の描写が結構フシギなのよね。異常気象を「科学者が意図的に起こした」と断定する陰謀論思考。全会一致で対策を任されるヤマトネ博士も素性が良くわからない。ひとり科特隊みたいな冒険家ぶり。特撮や手塚漫画なんかの科学者像はこれに近い気はするけど
何度見ても「流されているではないか!」「ナゾーの存在すら知らないのだ!」で吹く。何が起きても動じないヤマトネ博士かっけー。「タケルとダレオが独断で出撃してピンチ」を二度繰り返す構成は普通にヘンだな

第3話 「ゲーゲオルグ」怪ロボットゲーゲオルグ登場!その巨体を飛行せしめる半重力物質とは?ナチスの影を湛えた冷血漢ナゾー様!資材管理がテキトーなナゾー様!

開始10分経ってもナゾー様以外のレギュラーが登場せず、善良な村人たちがロボット建造のため労働を強いられる。アウシュビッツめいた虐殺まで描かれ深刻なムードが高まるが、それを意図せずに覆してしまうのもまたナゾー様ご自身なのだ!あ、巨大ロボ戦は次回が本番だと思う。多分。
起動直後に片腕を切り落とされ、撤退中に撃墜されて基地を火の海にするなどGGオルグいいとこなし。しかしナゾー様には量産の用意があるというし、次回予告のロボ戦が良い動きをしてるので今後に期待。原子力の扱いは慎重にね☆

第4話 「危機一髪」怪ロボットゲーゲオルグ再登場!秘密書類を巡るナゾーとバットの攻防、そして丸投げの構造!「明日のお昼までに取り返してください。」スーパーカー仕事しろ

この書類はマクガフィンというやつか。書類の中身はどうでもよさそうだし。ナゾー様の過去回想で出自の謎が益々深まる。ナチなのか宇宙人なのか古代人なのか?四つの目を閉じて考え事するナゾー様かわいい。セピアな色調で描かれるバットさん騎馬突撃に見惚れる。素敵!
「全てのものを凍らせる黄色い目の光と言ったな。あれは嘘だ。」バットさんが再浮上してからの空中戦、カメラワークがかなりカッコイイと思うの。ゲーゲオルグがやっと活躍した!でも相手は不思議な怪人バットさんだから……。
ヘリに外からしがみついて窓を引きはがし、ナゾータワーの警備にもほぼダメージ無しで最上階に迫るバットさんがもはやホラーの域。「駄目です困りました、黄金バットがだんだんこっちへ来ます!」一応バットさんの弱点は見つかるけどねー。

第5話「人食い植物」ナゾー5号の回りくどい作戦、いつの間にかスーパーカーに移動してピンチに陥るマリー、バットさんからタベーラの雌蕊を託された博士の理解の速さなど突っ込みどころは多いもののちょっと爆発力に欠ける。来週のメロン回に期待。

第6話 「メロン爆弾大追跡」大怪球・怪物メロン登場!金属を食い磁力を操って無尽蔵に被害を拡大するその猛威!任務を丸投げされた博士がメロンを丸投げしたーッ

とっても面白いぞ!今回だけで万単位の死者を出していそうなメロンが恐ろしい。咀嚼音を立てながら自動車を吸収し、建物の鉄骨だけ食って倒壊させるなど面白い描写が見られるが一方で突っ込みどころの多さも凄い。海中投棄して帰るなよ博士。結局酢は使わないの?

第7話「怪獣サンドベロニヤ」夢幻魔獣サンドベロニヤ登場!眠りを齎す獏怪物の脅威に、ヤマトネ博士の片腕ことドコノダレオが八面六臂の大活躍!ってなんでですかー(当惑)

人に眠りを齎す砂嵐、サンドスペクトルの表現がサイケ風で面白い。バットさんが普通に砂嵐を普通に殴ろうとするのが謎だが。そしてブサかわいい小動物サンドベロニアとの落差が物凄い。獏がモチーフ、なのか?
7話まで見た限り、バットさんの出番を一話に複数設けようとして展開が不自然になる傾向がある。カケルが二回も独断で出動する2話、怪物メロンを投棄して引き返す6話など。バットさんの戦力(物語を終わらせる力)が強すぎて、ピンチの連続や敵戦力の温存が必要になるのかも

第8話 「宇宙怪獣アリゴン」放射線を浴びると巨大化してしまう「大人しい」宇宙生物アリゴン登場!大人しい……?ウルトラマンコスモスに丸投げするのはどうか。

満を持して宇宙の怪物が登場し都市を破壊する怪獣回。レオ博士は怪獣保護を主張するならもう少し責任感をだな……陰影をつけた濃いめの人物作画、バットさんの空中戦をはじめとするカッコイイポージングなどが目につく
相変わらずヤマトネ博士は専門不明なのだけど、ツンドラ国際都市や土壌改良・砂漠の農園建設などを合わせると「不毛の土地を開拓する」のがテーマの一つなのかもしれない。今回はツンドラの面影がないぐらいの未来都市が出来上がってしまった。自然保護の発想は欠けている気が

第9話 「怪物ガイゴン」黄金怪獣ガイゴン登場!砂金消失事件を追うバットさん、迎撃するナゾー様の「頭の良いところ」とは?ほんとに上手くいきましたかネー。

ゲーゲオルグ(量産機)撃破後、背後で爆発が起こるまで一瞬タメを作るバットさんかっけー。8話のカッコイイポージングといい、バットさんがだんだん自己演出に目覚めつつある。前回のような良作画回ではないけれど。
ゲーゲ追跡シーンの冗長さ、バットさんが難を逃れてからナゾータワーが(またしても)瞬殺されるまでの駆け足ぶりなど時間配分が変。あと「”ちょっと”心配だ」という博士の台詞が可笑しい。基本バットさんを案じる必要ないもんなあ。でもコウモリさんはかなりピンチ。
「川!絶対に川!」のシーンはわりと衝撃的。ガイゴンの巨大さなど、アニメならではの怪獣ものという気がする。しかし「川」に聴診器あてる博士の奇妙さと繭の呆気ない末路で印象が上書きされてしまうのだな。モスラが羽化したりはしない。

第10話 「ウラン島大決戦」 ロボット怪獣ドロンガン登場!小川店長がニコ生で流すのは無理っぽいという回。ウラン鉱脈の扱いを見て納得。でも工場作業員の被曝対策するのは凄い。

アニメのナゾー様が可愛いのは、下半身が動かせないので上半身のじたばたした動きが目立つとか、猫耳覆面の鼻や口の凹凸を描かないため「のっぺりした顔の動物マスコット(QBや阪本さんあたり)」の風情が漂ったり、キャラデザの意図を越えた要因が重なった事故みたいなもの。
チャー研みたくニコ人気でサントラがリリースされたりしませんか?たまに使われるお洒落ジャズと「ナゾーの歌」インストが聞きたい。無理ならせめてアニメのOP・EDとナゾーの歌が一枚で聞けるCDを……

第11話 「謎のフィンカーメン」ナゾーに協力する考古学者が登場、ここ数回の怪獣路線と趣を違えた財宝争奪戦へ。少し新鮮な終わり方だがスーパーカーはどうした。次回はマタンゴ

マッドサイエンティスト(科学の怪人ナゾー様)と正義の科学者ヤマトネ博士の他に「迷惑な博士」というカテゴリがあるのだろう。今回のコレクター博士と、アリゴン連れてきたレオ博士。いや迷惑で済ませたらアレなんだが、バルバラ博士はコレクター博士に甘い…
ヤマトネ一行が説明抜きで救出されて砂漠に投げ出されるラストは、「不思議な怪人」バットさんの神秘性としては悪くない。でも「雑魚嬲りに夢中で救出が遅れた」ようにしか見えないのが困りものだ。あとスーパーカーどこ行った。帰れるのか。

第12話 「ジンガーの毒キノコ」キノコ人間の恐怖!は本筋ではなく、1.5話ぐらいの分量が詰め込まれたジェットコースター回。今週のバットさんは強いだけの人ではない!

会話の間、コウモリさん召喚からバットさん出現の間などを詰めに詰めまくった超ハイテンポ展開、バットさんの召喚は実に3回。やはりチャー研と比較するのは筋違いだ。余らす尺などない(9話はともかく)コメントの「会話の卓球」「会話のピンボール」に笑う。
「光線砲『ごとき』で参ると思うか!」安心の無敵ぶりを保つバットさんだが、今回は強さだけではない一面を見せてくれる。無言で背を向けるラストはダンディですらある。前回からナゾー様の協力者が出るようになり、ストーリーもバットさんの性格も変わってきたかな。

第13話 「ミュータント5」 妖怪人間ミュータント5と雪のママ登場!ヒマラヤに木霊するマゾの歌声、そして決死のネゴシエーション。「シルバーバトンは囮よ!(ネタバレ)」

マゾ様の詩的なモノローグからナチュラルに歌謡ショーが始まる。歌のインパクトも相当だがマゾ美脚のUP→後姿縦PANも何かおかしい。ミニスカサンタみたいな服とか言うな
美術館の床に潜るのは確かに超常現象だが、ミュータント5の身体能力をESP扱いするのは結構違和感。忍者ものの延長として描かれてる気がする(参考文献:サルまん
バットさんが子供に優しいのは「アリゴンはこどムンムン」から一貫している。漫画版ではタケルが戦うことを良しとしていないらしい。バットさんのポリシーはまっとうだがタケルの存在意義を揺らがしてしまうな。今回タケルの出番あれだけだし