琴義弓介『ワダツミ』山本貴嗣『大怪盗ムサシ=No.1』ほか

琴義弓介「ワダツミ」全2巻
打ち切られて早期に絶版した漫画を中古で買うことが多いわけですが、活躍の場もないまま整理されるキャラを見るのはやはり悲しいものが。少年だと思われていた主人公が突然巨乳美女になったあたりで読者を引かせたのか?
※メカクレキャラ2名発見。
フィアット 片目隠れヘア。
海賊の女ボス、ちょっとグランディスの入ったマージョ様といったところ。
・シンシア 左目にアイパッチ。
色物感の強い敵キャラ(女ボクサー)。あの死に方はないだろう。

山本貴嗣「大怪盗ムサシ=No.1」全1巻
徹底して同じパターンの話を繰り返すミニマルギャグ。面白いことは面白いが、実験作か。「日本宝槍協会」とかの細かいギャグはわりと好き。
宮本武蔵のライバルたちになぞらえた女剣豪が出てくるわけですが、全員が同一人物という変な展開。この作者の作品を読むのは初めてですが、最初の1冊としては良くなかったかも。
次は西遊記女性化ものということで「西遊少女隊」にトライしてみたい。「完全版」は見つかるかな?

乙(もろは)「死神と僕」
成年コミック。シャープな描線でつり眼の少女を書く人。
※メカクレキャラ1名。
海上にて在る」シリーズに登場する名無しの擬人化イカ少女。
なぜか右目にアイパッチ装備。

これから読む

坂本あきら「BEHIND MASTER」2〜4巻
少年時代の猿飛佐助が主人公、いわば「真田十勇士」前史。「ジェノサイド」みたいにバトル描写でハズすことは無さそうなので安心。
「ジェノサイド」の佐助の分身はギャグにしか見えなかったから(テニスの王子様における「白石の無駄な動き」とよく似た絵面。高速移動を描写するのに「意味もなくカメラに背を向けるポーズ」が入ってるのが可笑しいんですよ)。
今日買った分は未読ですが、望月六郎が女性として登場するとか。

吉永裕介「ランペイジ」2巻
オカルト三国志劉備左慈の二名が女性。1巻には「どうせ周瑜の登場まで続かないよ(大意)」というような作者の言葉がありましたが、結局3巻で終わってしまったそうですね。
迂闊な自虐発言は、時間を置いて読み返すと凹むので考えものだと思いました。「ここまで酷いことにはならないだろう」と思って言った言葉が、結果的に正確な未来予測になってしまうこともあるわけで。
※メカクレキャラ1名。
左慈 右目に包帯。
mixi日記より。一部改変)