真田十勇士の登場する作品まとめ

備忘のためのメモです。特にオチはないので注意。なお「真田十勇姫」以外は漫画です。

  • ジェノサイド (漫画:中島かずき/原作 小林拓己 著)
    • 時代:大阪の陣直後
    • 十勇士は大阪の陣で死なず、豊臣家のため新たな戦いに身を投じる。
    • 副題にあるとおり、真田十勇士vs.里見八犬士。
    • 一応、十勇士は全員登場。清海、鎌之助、”銃蔵”、甚八が女性。望月の娘が加入。
    • 幸村の首を櫓に置くくだりの不自然さ、アクション描写の微妙さなどツッコミ所多し。打ち切られたことを惜しむ気持ちはあまりないが、魅力的な設定がつくづく勿体無い。
  • 真田十勇姫!(小説:馬場 卓也 著)
    • 時代:現代。”子孫もの”。
    • 十勇士と幸村は大阪の陣で死なず、その後家康を暗殺。
    • 十勇士(子孫)vs.服部半蔵(子孫)&新撰組(番長グループ)&影武者徳川家康(子孫)?
    • 1巻の時点では十勇士(子孫)のうち4人が集結、5人目が顔見せ。
    • 佐助と才蔵の子孫が登場するが、ほかの8人は十勇士をモデルにしていない(後書きより)。筧十蔵を連想させる女ガンマンがいるが、無関係なのか?
    • 同居モノラブコメ。ガマや竜に化けるなど、忍術描写が妙に古風なところが味か。(以下ネタバレ)1巻ラストで現れた金髪の十勇士は……まさか「シベリア真田」?作者は赤穂浪士ものを書いてみたいそうですが、「47人の無職少女」って設定はどうなのか。
  • BEHIND MASTER(漫画:坂本あきら 著)
    • 時代:十勇士集結前夜。幸村は紀州九度山村にいる。
    • 人材集めの旅をする清海、「佐助」に出会い二人旅に。
    • 十勇士のうち7人が登場。九度山村で清海を待つ海野・ 望月(くのいち)・小助、佐助らに敵対する伊賀忍者・才蔵、魔物ハンター(クレイモア?)である鎌之助。
    • 佐助の成長譚として丁寧に描かれているが、駆け足なラストには多々不満あり。幸村のカリスマ性に説得力を持たせられなかったこと、清海が最終決戦に参加しなかったこと、等など……続編が読みたいなあ。
  • 隻眼獣ミツヨシ(漫画:上山徹朗 著)
    • 時代:江戸時代風の架空都市「江土」。
    • 人名も全てアレンジされているため、以下に挙げる人名は作中のものとは異なるので注意。
    • 十勇士vs柳生十兵衛&宗冬。
    • 妖怪・十勇士が幼い家光を誘拐、柳生剣士と戦う。幸村は既に他界。
    • 佐助・望月・鎌之助が女性。甚八と才蔵は未登場のようだが、これは伸び伸びになっている完結巻が出るまで未確定か。
    • アメコミ的なマッチョグラマーお姉さんが好きな人はぜひ読もう。全身タイツ姿の佐助がバナナを齧るシーンの格好良さは異常……妖怪じゃなくて「スーパーヴィラン」だよな、このキャラ。
    • あとシーマ・ガラハウとかハミュッツ・メセタあたりがストライクな人にも多分イケるのでぜひ読もう。打ち切りの上に完結巻が出てないけど。やはりロリ系偏重な萌え業界では受けなかったか。
    • ところで松千代さまの性別はどっちですか。

(2011年追記:『ミツヨシ』のタイトルで続編が描かれ完結しています。松千代さまは美少年であらしゃります♂。)

  • 十兵衛紅変化(漫画:JET 著)
    • 時代:現代。子孫&転生もの。
    • 真田十勇士(子孫)vs.柳生十兵衛(転生)
    • 十勇士には真田大介も含まれているもよう。大介のほか佐助・清海・伊三・小介(女子高生)・甚八・才蔵が子孫の肉体に憑依して復活、東京地下に眠る幸村を目覚めさせようとする。
    • アクション描写に見所あり。冴えない中年だが仲間思いな猿飛佐助のキャラなども含め、どうも作風が少女漫画らしくないな……と思ったら作者は元・少年漫画家だそうで。
    • 変身ヒロイン的な要素もあるものの、転生十兵衛がかなりオトコ顔なのでヒロインと呼ぶのに躊躇してしまう。

mixi日記より)